政治家の常識2010/01/20 09:05

これで日本の政治も変わると期待したのが間違いだったのか。民主党政権になっても、相変わらず政治家たちの視線は決して国民に向いておらず、「党利党略」が何よりも大切なご様子だ。
選挙に勝った途端に、何を主張して勝ったのか、何を有権者に約束したのかをケロッと忘れて憚らない、この人たち。公約を取り消しても、国民への謝罪の言葉はついぞ聞かれず、彼らの口から出て来るのは、自党員への釈明の言葉のみだ。
そもそも民主党は、ついこの間「国民が大切」と宣伝して大勝利を得たのではなかったのか。

政治バラダイムの変革を期待して民主党に時間的猶予を与えて来た国民も、混迷を深めるばかりで一向に新しいビジョンが見えて来ない政治の現状に、もう我慢の限界だ。未曽有の就職難、苦しくなる一方の生活、低下し続けている国際社会での存在感に、政治はいったい何を答えるのか。こんな状況でなお、頑なに保身を図る幹事長が運営する政党に、この先何を期待出来るのだろうか。

結局、自民政治と何も変わらないのだとしたら、お人好しの国民が手の込んだタチの悪い手口で民主党に騙されただけではないか。