政治は誰のためにあるのか2008/12/10 07:57

不況の進展による急速な業績悪化により、企業が一斉に派遣社員や期間労働者を手始めに余剰人員を切り捨て始めた。
存続の為のなりふり構わぬ行動原理なのだろうが、実はそれどころの話ではなく、下請けへの発注が軒並み極端に細っている為、中小企業の倒産が爆発的に増加する勢いだと言う。
これは言うまでもなく極めて深刻な事態だ。

「国民の生命と財産を守る」ことが政治の目的の一つならば、こうして大量の失業者が日々生まれている事態を放置できる訳がないのだが、我が政府に一体どれだけの危機感と使命感があると言うのだろうか。
政治延命の為、補正予算の審議さえ年明けに先延ばしし、困窮する国民を尻目に空しいイメージCMと首相の意味のないパフォーマンスばかりを繰り返す。これでは、まるでどこかの独裁国家の振る舞いそっくりではないか。
政治が一部の権力者の為のものに成り下がった時、民の辛苦は否が応でも増して行くのだが、曲がりなりにも民主国家であるはずのこの国には、それを食い止める手段はまだ残されているはずだ。

コメント

_ (未記入) ― 2008/12/12 17:40

与野党とも危機感はあまり無いと思います。たぶん多くの国民も報道が騒いでいるほど危機感は無いと思います。麻生総理がよくなんとなくと言いますが、なんとなく危機感がある程度でしょう。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック