今更ながらの評価2010/08/10 08:22

ベスト16という結果を残した岡田ジャパン。
結果そのものはもちろん賞賛に値するものだが、果たして岡田氏を手放しで褒め称えるだけで良いのだろうかとも思う。
土壇場の開き直りと結束力が日本善戦の要因と言われる様に、そこには明確な戦略など何も見えなかったし、極論すれば単に運が良かったに過ぎないとも言える。
そもそも、土壇場で開き直らなければならない事態を招いた二年半を総括せずに、今回の結果だけを見て手のひらを返すように「岡田監督で良かった」と論調を変えるのはおかしいと思う。
岡田氏は一貫して自らの哲学を貫いただけのつもりかも知れないが、今回の結果が必然と言うのなら、少なくとも日本代表監督としての合意形成能力・発信力があまりにも弱すぎた。選手の意思統一がなされたのは、正に土壇場だったのだから。
未だに次期監督は決まらないが、明確な戦略に基づき「勝つべくして勝つ」日本代表を作り上げられる人物が待望されるのは言うまでもない。

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