いったい誰の為の政権交代だったのか2010/09/06 13:13

「生活が大切、国民が第一」と声高に唱え、政権交代を実現させた民主党。
自民政権では実現すべくもない構造改革に取り組んだまでは良かったが、完遂するだけの実力もなく持て余し、成果も出せないまま首相と幹事長の金権スキャンダルが発覚、「クリーンな民主党に戻す為」と言って鳩山・小沢両氏が内閣から退き、その結果、菅政権が誕生したのは僅か3ヶ月前のことだ。
庶民からかけ離れた金銭感覚の首相と、限りなく起訴相当の疑惑を抱える小沢氏が退くことにより、昨年総選挙時のスローガンに戻るのかと思いきや、今度は国民そっちのけで党を二分した権力争いに夢中だ。
しかも、「クリーンにする」と言い放った鳩山氏自らが、舌の根も乾かぬ間に小沢氏を担ぎ上げたのだから、開いた口が塞がらない。
さらに、国民の圧倒的な小沢不支持にも関わらす、党内・党友の間では小沢支持が大勢を占める勢いだとか。
そして、国政選挙でもあるまいに、内輪の親分を決めるだけの為に政権与党党幹部がこぞって全国行脚をしている間にも、巷には失業者が溢れ、円高は収まらす、国力は低下し続けている。
まるで自民政権末期の光景を繰り返し見せられているかの様だ。

国民不在の政治を長年続け、永田町ロジックでしか物事を判断できなくなった自民党に国民が愛想をつかして民主政権を誕生させた事実を、民主党はもう忘れてしまったと言うのか。

いったい、何の為、誰の為の政権交代だったと言うのだろうか。

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