迷走を始めた鳩山政権2009/12/07 09:29

「宇宙人」なら、今度こそこの国の歪みを矯正してくれるだろうと、切なる期待を集めて来た鳩山政権。
しかし、予想された事とは言え、自民の米国隷属・放漫政治のツケと、政治バラダイム変革の難しさが重くのしかかる。
各論での混乱は致し方ないし、破綻して久しい国家財政立て直しの為、多少景気の足を引っ張っても税金垂れ流しを徹底検証することは避けては通れまい。
しかし、そもそもこの政権が生まれた経緯と必然性だけは決して忘れてはならない。総選挙では、この国の未来を託せるのは自民党ではなく民主党だと国民が選択したのだ。
果たして民主党はこの期待に応えられるのだろうか?
非常にシンプルに言えば、鬱積した不公平感の解消と、自立した国家としての未来と希望を国民に示せるのかが、この政権の命運を左右するのだろうが、時流に流され易い日本人の気質を考えると、残された時間はそう長くないだろう。

数億規模の不正献金を指摘されても動じないところは、さすが宇宙人だが、庶民感覚とのあまりの乖離や、亀井氏を筆頭とする「政権内野党」の突出ぶりが気になってならないのは、わしだけだろうか。