自民党が狙うもの2005/12/12 12:10

先の総選挙で大勝したことで自民党が果てしなく増長している。
もはや小泉独裁体制となった自民党は、これまでは党内での利害対立の
結果、かろうじて政策のバランスが取れ、ある程度は世論を反映できていた
状況から、首相の思うがままの異常事態となっている。
小泉支持者以外は全て抵抗勢力という今の状態は、本来自民党が
(結果的に)持っていた自浄機能を失った極めて危険な状況と言える。
端的な例が、アジア諸国との危機的な関係悪化だろう。

そんな状況の自民党が、これまで慎重だった様々な懸案事項を
この機会を捉えて一気に実現させようとしていることは明白だ。
憲法改正に始まり、防衛庁の省への昇格、イラク派兵延長、etc.
この先、消費税UPも当然スケジュールされているのだろう。
極めつけは、民主党との大連立構想だ。
実現性は疑問だが、これなど独裁に味を占めた結果の発想としか
思えない。
一つだけ言えることは、「国民の支持」を金看板に掲げながら、
実は常に国民不在で方針が決まっているということだ。

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