暗雲立ち込めるアジア外交2005/11/01 09:18

結局小泉氏は、危機的状況にあるアジア外交を立て直そうなどとは
微塵も思っていない、ということが今回の組閣で明確になった。

官房長官に安倍晋三、外相に麻生太郎を起用、小泉氏のアジア外交
姿勢に批判的な福田氏は入閣すらさせなかった。
首相、外相、官房長官の「靖国トリオ」の誕生だ。
最近の若い人たちを含めて不気味に増殖しつつある「国民総右翼化」も
ここに極まれり、といった様相を呈して来た。

わしは、どうしても理解できない。
国粋主義、島国根性の延長線上では決して日本の存在価値を向上させる
ことは出来ないし、日本主導の国際協調が実現出来ないことは
過去の歴史が何度も証明しているというのに。
小泉氏を中心とした「日本の主権を主張して何が悪い」という子供じみた
発想は、魑魅魍魎の住む国際政治の世界では結局日本の孤立化を
招くだけだ。
真の国益とは何かを、政治家も国民も「よく」考えるべきだ、と思う。

ジャーナリズムを喪失しつつあるテレビ2005/11/10 20:48

なんか、最近のテレビ報道、特に朝のニュース番組って
報道姿勢を疑いたくなるようなものばかりだ。
大したことをしている訳でもない杉村議員のパフォーマンスを克明に
追ってみたり、小泉シスターズなどという括りでマスコミ側から話題創出
をしてみたり、自民党の宣伝機関かと疑いたくなる程、報道にバランスを
欠いていると思う。
それ以外にも、スキャンダラスな話題だけをしつこい位に繰り返し報道
するが、社会の木鐸としての使命感に駆られた報道など皆無に等しい。

ポピュリズム政治に煽られた人たちが増殖し、世の中の「流れ」に
批判的な思考を放棄する風潮が蔓延する中、マスコミの使命は
益々重くなって来ているというのに、マスコミが大衆に迎合するなど
本末転倒も甚だしい。 視聴率狙いも、いいかげんにして欲しい。
もはや、日本のマスコミ特にテレビ報道は、ジャーナリズムを喪失して
しまったのだろうか。

アメリカ従属で良い筈がない2005/11/17 08:37

日米蜜月ぶりを強調することだけが目的のむなしい首脳会談。
国際政治の中での戦略的外交を展開する訳でもなく、
ただ単に米国友好路線しか手を持たない小泉外交を
鮮やかに象徴する光景だ。
国内で窮地に立たされているブッシュ大統領にとってみれば
本当に有り難い「気遣い」だろうが、
もちろん米国は日本だけを見ている訳ではない。
友好の陰で様々な要求を日本に突きつけ、米国企業に有利な方向で
「改革」「民営化」を展開させようとしている。
当たり前の話だが、外交ゲームの中で、いかに有利なポジションを
占め、自国に有利な展開に持って行くか、どの国だって真剣に考え
実行しているのだ。
能天気に「米国と親しくしていれば間違いない」などと考えているのは
お人好しの日本政府だけだ。
小泉首相、竹中大臣を筆頭に、こういう国家運営をする人たちを
本当の意味での「国賊」と言うのではないだろうか。
アジア外交を軽視し、著しくバランスを欠いた今の日本外交は
国際政治の舞台での日本の存在感を希薄にするばかりだ。
今や、どの国からも日本が米国の属国としての存在意義しかない
と見なされており、その程度の国としての評価しかされていないだろう。
いくら日本から「気遣い」を行ったとしても、米国が情勢に応じて
日本の頭ごなしの外交を展開することに何のためらいも無いことは
言うまでもない。

APECで孤立した小泉首相2005/11/20 09:44

予想されたことだが、アジア外交に関し独善的態度を崩さない小泉首相は、
無惨にもAPECで孤立し、何の存在意義も示せなかった。
小泉氏の頭の中の思考回路が、いくら「靖国は靖国、隣国との友好は別の話」
となっているとしても、そんな考えに賛同してくれる国があるはずもない。
「一つの考えで対立しても、友好関係は順調」などと、いったい
どういう思考回路が有れば言えるのだろう。
もし本気でそう考えているのだとしたら、一度精神科を受診されることを
お勧めしたい。

この先、アジア・サミットも控えているが、今この瞬間にも日本の国益を
喪失させ続けている小泉氏には、一刻も早く退場することを願うばかりだ。

タミフルは安全か?2005/11/22 08:52

テレビで、厚生労働省大臣官房参事官の梅田氏が
「タミフルの安全性には何の問題もない。少年の自殺事件との
因果関係は全くない」と言い切っていた。
本当か?
この国の役人は、一度決定した方針は無条件に正しいのだという
前提で行動し、決して方針転換など行わないことを主義としているが、
安全性が本当に証明されているのだろうか?
我々は、梅田氏の発言を記憶に留めておくべきだろう。

全世界のタミフル出荷量の8割が日本に買われているという。
タミフルが副作用の無い魔法の薬なら、こんな比率にはならない気がする。
ここでも又、権威主義/事なかれ主義の官僚によって
「お人好し」の日本国民が不幸を背負うことにならなければ良いが…。

始まった大増税2005/11/26 10:45

近年では珍しく「善政」との評価もある小渕内閣時代に
恒久的減税処置として導入した定率減税の廃止を
政府税調が答申した。
この先、消費税率アップも予想され、国民の税負担が
加速度的に増加することが確実となりつつある。

もちろん、総選挙で国民が安易に「小泉ブーム」に乗せられ
自民党を大勝させた結果が政府の強気な姿勢を固めさせたことは
言うまでもない。
それ見たことか、と言いたくもなる。
腹立たしいのは、無策の政府に代わりリストラや減給に耐えながら
国民が苦労した結果、ようやく景気が上向いて来たのに
利権に縛られ無駄遣いを止められない政府や、天下りを平然と続ける官僚が
財政再建の為と称して国民から容赦なく搾取しようとすることだ。
善良なる日本国民は、ハッキリ言ってこの国を恣にする政府や官僚に
ナメられているのである。