情けなや2010/05/25 07:33

半ば予感は有ったが、あっさりと韓国に惨敗した岡田ジャパン。
気負うばかりで何の工夫もない選手も不甲斐ないが、何よりも情けないのは、敗戦後の監督コメントだ。
残り僅かな時間の中で代表をどう立て直すのかを語るべきところ、出て来た言葉は意味の無い詫びと自らの進退伺いの結果報告だ。
この人は、敗色濃くなる試合終盤に、代表チームの今後ではなく自分の去就のことを考えていたのだろうか?

かくして、前代未聞の最悪の状態でWCに臨むことになった日本代表。
言うまでもなく、この段階で進退伺いをする様な人物に代表監督を任せ続けた協会の責任は果てしなく重い。

無能な為政者がもたらす不幸2010/05/14 12:51

リーダーシップの低さというよりは欠落を指摘されて久しい鳩山首相だが、支持率の急落に伴い受け答えも雑かつ意固地になって来た。さすがに鈍感な鳩山氏も、国民に愛想を尽かされていることにようやく気付いたのだろうが、もはや政権末期に見られる典型的な負のサイクルに陥っていると見える。
しかし、かと言って鳩山首相が退陣すれば済む話ではなく、この民主党政権の実態を見極めなければ泥沼からの出口は見えて来ない。
そもそも、現政権が小沢傀儡政権として発足したことは間違いないのだが、言いなりになるはずの鳩山氏が、何の思慮も根回しも抜きで奇妙な余裕と自信をもって中途半端に振る舞ったことから歯車が狂い出したのではないか。
加えて、検察疑惑を完全に無視して居座り続ける小沢氏と反小沢派の確執により党内の意思統一も図れず、またレベルの低いブレインからは現状打開の妙案も得られず、政権の軸が無いどころか方向性すら定まらないまま漫然と政権運営を続けて来たのではないか。
いずれにせよ、政権を取った途端に権力維持が目標にすり替わり、民主政権を国民がなぜ誕生させたのかがゼロクリアされては堪らない。
ここ数年で首相は猫の目のように替わったが、およそ日本の未来を命掛けで考える人物など皆無だった。歴史的政権交代を経てもなお、この体たらくとは、ほとんどの政治家が国家の大計を論じる理念を持ち合わせていないことの証明だろう。
そして、この間に国民の生活は苦しくなり続け、職を得られない若者が巷に溢れ、何よりも国際的地位・国力の急落は目を覆うばかりだ。
この国を三流国に貶めた歴代の無能な為政者の負うべき責任はとてつもなく重い。

何をいまさら2010/04/07 20:44

岡田監督ではWCで勝てないのは、アジアカップ予選を見れば誰が考えても明白だったはず。
今、正にセルビアに惨敗しつつある姿が、このままでは確実に、本番で繰り返されるだろう。
しかし、これは岡田監督の責任ではなく、岡田監督を更迭しなかった協会の判断ミスに他ならない。
オシムの離脱が日本代表にもたらした不幸は、かくも大きい。
今からでも遅くないから、もはやオシムに救いを求めるしかないのだが。

宇宙人のままでは務まらない2010/04/02 20:13

いよいよ、混迷度合いが極まりつつある民主党。
そもそも、金権を指摘されても居直るばかりで何ら説明責任を果たそうとしない幹事長が君臨し続けることが異様なのだが、総選挙で公約した「利権政治からの脱却」を目指し、景気回復を阻害するリスクを犯してまで実施したはずの事業仕訳すら参院選目当てのバラまきで骨抜きになり、普天間移転では明確なビジョンも無いまま、移転先と米国の狭間で右往左往するばかり。他にも、経済用語すら理解していない財務相、亀井氏に好き勝手に振る舞われ一向に意思統一を図れない形ばかりの連立政権、幹事長の真似をしているのか違法献金を指摘されても居座り続ける国会議員など、枚挙に暇がない。
こうした事態にもかかわらず、現政権存亡の危機を認識した緊張感も自浄の動きも全く見られない民主党は、政権発足後一年経たずしてもはや末期的状況にあると言わざるを得ない。
何よりも今、決定的に欠けているのが、首相であり党首である鳩山氏のリーダーシップなのは衆目の一致するところだろう。
長年、自民党が続けて来た利権政治からの変革を求める国民が、鳩山氏の「宇宙人」ぷりに新たな政治の展開を期待して民主党を勝たせたとも言えるのだが、結局は人の良い世間知らずのボンボンに過ぎなかったと言うことなのか。そして、こんな「宇宙人」ではこの難局を乗り越えるのは到底無理であり、このミスマッチの放置が、この国に計り知れないダメージを与えるのは火を見るより明らかだ。
トレードマークの金色ネクタイにこだわる余裕があるのなら、もっと真剣にこの国の未来を考えてもらいたいものだ。

それにしても、自民政権だろうと民主政権だろうと、ことごとくこの国の将来を「他人事」としか考えない首相ばかりなのが悲しくてならない。

理念なき漂流2010/03/16 20:27

このままでは参院選を戦えないと考えたのか、鳩山邦夫氏が自民を離党したそうな。
さりとて、自民とは違う政治理念を掲げているかと言えばそれもなく、ただ単に谷垣総裁を見限った不満分子をかき集めて一勢力を作るつもりらしい。
目の前の参院選に向けての行動なのは誰の目にも明らかなのに、恐れ多くも自らを幕末の偉人・坂本龍馬になぞらえるとは片腹痛い。邦夫氏が薩長に名指しした方々のスケールの小ささと併せ、久々に笑わせてもらった。

それにしても、支持率急降下で危機的状況にあってなお、小沢氏から実権を奪うどころかイニシアティブすら取れず、日に日に存在感が希薄になる一方の由紀夫首相。
こちらも又、確固たる理念を持ち合わせているとは到底言い難く、ただ成す術もなく流されて行くばかりだ。

これでは、まるで「理念なき漂流」が鳩山家の家訓であるかの様ではないか。

ああ、朝青龍2010/02/08 08:23

いくら引退したとは言え、大相撲トーナメントの最中にハワイ旅行。しかも、プライベートで来ているから邪魔するな、と。

この男には最初から最後まで「日本の国技で身を立てた」という認識が皆無だったらしい。
やはり、引退ではなく解雇が妥当だったのではないか。
少なくとも、引退相撲など開催してやる必要はない。

近ごろ往生際の悪い人たち2010/02/03 08:55

言うまでもなく、小沢幹事長と朝青龍関だ。
顔つきも、どことなく似ているが他にも共通点は多い。何しろ、片や民主党大躍進の立役者、言わすと知れた大政治家であり、片や優勝回数25回を誇る大横綱だ。ご両人とも強い意思と行動力が体からほとばしっているかの様に見える。
しかし、成功と過剰な自負は、時として人間を変えてしまう。青雲の志を抱いて純粋に未来に向かっていた頃のご自分たちが今を見たら、いったい何を思うだろうか。
これは成功していない人を含め誰にでも当てはまる事ではあるけれど。
ともあれ、確固たる社会的地位を築いた人たちには、その地位・収入と引き換えに責任ある行動が求められるのは当たり前の話で、行動規範となるのが「名誉」や「プライド」なのではないか。
自らの言動に責任を持たす釈明もせずに、ただ意固地になるだけでは、先人から受け継がれた、その地位だけに与えられた名誉を汚すばかりだ。

と考えていたら、この期に及んでの相撲協会の「事件は実は起きていなかった」工作。
どうやら、横綱だけではなく、協会自体が行動規範を無くしてしまっているようだ。

政治家の常識2010/01/20 09:05

これで日本の政治も変わると期待したのが間違いだったのか。民主党政権になっても、相変わらず政治家たちの視線は決して国民に向いておらず、「党利党略」が何よりも大切なご様子だ。
選挙に勝った途端に、何を主張して勝ったのか、何を有権者に約束したのかをケロッと忘れて憚らない、この人たち。公約を取り消しても、国民への謝罪の言葉はついぞ聞かれず、彼らの口から出て来るのは、自党員への釈明の言葉のみだ。
そもそも民主党は、ついこの間「国民が大切」と宣伝して大勝利を得たのではなかったのか。

政治バラダイムの変革を期待して民主党に時間的猶予を与えて来た国民も、混迷を深めるばかりで一向に新しいビジョンが見えて来ない政治の現状に、もう我慢の限界だ。未曽有の就職難、苦しくなる一方の生活、低下し続けている国際社会での存在感に、政治はいったい何を答えるのか。こんな状況でなお、頑なに保身を図る幹事長が運営する政党に、この先何を期待出来るのだろうか。

結局、自民政治と何も変わらないのだとしたら、お人好しの国民が手の込んだタチの悪い手口で民主党に騙されただけではないか。

驕れる者と去る者2010/01/07 08:20

いつの間にか、歴史的政権交代ドラマが結局は小沢ワンマンショーにすり替わってしまっている。
政府としての外交などお構いなく中国に140余人の家来を引き連れて渡航したかと思えば、宮内庁の慣例など歯牙にもかけず一蹴し、くすぶる献金疑惑は元秘書に責任を押し付け、正月は数多の「小沢詣で」にご満悦の様子。
少し調子に乗り過ぎてはいないだろうか。
我々は確かに民主党政権を選択したが、もちろん小沢氏に全権委任した訳ではない。むしろ民主党政権の懸念点として、小沢氏の強引な党内独裁運営が問題視されていたが、それが正に現実となってしまった形だ。
鳩山政権が事実小沢傀儡政権だとしても、まだ救いが有ったのは「理系政権」と表現される様に、何事もうやむやにして来た自民政権とは違い、ロジカルで明解な政治が期待できる点だった。しかし現実はバラダイム変換の苦しみ分を差し引いても、マニフェスト実行とは程遠い妥協の連続で、結果的に時間を掛けて中途半端な政策を決定するという最悪の政権運営が続いている。国民の忍耐も、もはや限界と言えるが、この迷走の原因は一言で言えば民主党の描く理想と小沢氏の手法・思惑とのギャップに有るとしか思えない。

そしてここで、さらに追い討ちを掛ける様に、民主党の良心とも言える藤井財務相の辞任劇だ。

この国の未来の為にも、良心のタガが外れた小沢氏がこれ以上暴走を加速しない事を願うばかりだ。

迷走を始めた鳩山政権2009/12/07 09:29

「宇宙人」なら、今度こそこの国の歪みを矯正してくれるだろうと、切なる期待を集めて来た鳩山政権。
しかし、予想された事とは言え、自民の米国隷属・放漫政治のツケと、政治バラダイム変革の難しさが重くのしかかる。
各論での混乱は致し方ないし、破綻して久しい国家財政立て直しの為、多少景気の足を引っ張っても税金垂れ流しを徹底検証することは避けては通れまい。
しかし、そもそもこの政権が生まれた経緯と必然性だけは決して忘れてはならない。総選挙では、この国の未来を託せるのは自民党ではなく民主党だと国民が選択したのだ。
果たして民主党はこの期待に応えられるのだろうか?
非常にシンプルに言えば、鬱積した不公平感の解消と、自立した国家としての未来と希望を国民に示せるのかが、この政権の命運を左右するのだろうが、時流に流され易い日本人の気質を考えると、残された時間はそう長くないだろう。

数億規模の不正献金を指摘されても動じないところは、さすが宇宙人だが、庶民感覚とのあまりの乖離や、亀井氏を筆頭とする「政権内野党」の突出ぶりが気になってならないのは、わしだけだろうか。