宇宙人のままでは務まらない2010/04/02 20:13

いよいよ、混迷度合いが極まりつつある民主党。
そもそも、金権を指摘されても居直るばかりで何ら説明責任を果たそうとしない幹事長が君臨し続けることが異様なのだが、総選挙で公約した「利権政治からの脱却」を目指し、景気回復を阻害するリスクを犯してまで実施したはずの事業仕訳すら参院選目当てのバラまきで骨抜きになり、普天間移転では明確なビジョンも無いまま、移転先と米国の狭間で右往左往するばかり。他にも、経済用語すら理解していない財務相、亀井氏に好き勝手に振る舞われ一向に意思統一を図れない形ばかりの連立政権、幹事長の真似をしているのか違法献金を指摘されても居座り続ける国会議員など、枚挙に暇がない。
こうした事態にもかかわらず、現政権存亡の危機を認識した緊張感も自浄の動きも全く見られない民主党は、政権発足後一年経たずしてもはや末期的状況にあると言わざるを得ない。
何よりも今、決定的に欠けているのが、首相であり党首である鳩山氏のリーダーシップなのは衆目の一致するところだろう。
長年、自民党が続けて来た利権政治からの変革を求める国民が、鳩山氏の「宇宙人」ぷりに新たな政治の展開を期待して民主党を勝たせたとも言えるのだが、結局は人の良い世間知らずのボンボンに過ぎなかったと言うことなのか。そして、こんな「宇宙人」ではこの難局を乗り越えるのは到底無理であり、このミスマッチの放置が、この国に計り知れないダメージを与えるのは火を見るより明らかだ。
トレードマークの金色ネクタイにこだわる余裕があるのなら、もっと真剣にこの国の未来を考えてもらいたいものだ。

それにしても、自民政権だろうと民主政権だろうと、ことごとくこの国の将来を「他人事」としか考えない首相ばかりなのが悲しくてならない。

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