いつまで続く、民意無視2008/10/03 07:42

当面の緊急景気対策を名目に、解散総選挙を、なし崩し的にズルズルと引き伸ばす麻生氏の意図が明らかになって来た。

もちろん、政権発足時の支持率が思いのほか低かったことによるのだろうが、自民党の都合だけで、国民の審判を受けずに勝手に成立してしまった政権も、これでもう三代目だ。しかも、勝手に政権の座に就いておきながら勝手に突然逃げ出す首相が二人も続いているという異常な事態。
いい加減、意志を無視され続けた国民のフラストレーションは限界に達している。

解散のタイミングに自民党の都合がなお優先される様なら、もうこの政府を国民は早々と見限るだろう。

こんな酷い状況に誰がした2008/10/23 08:11

かつては世界に冠たる水準·システムを誇り、それが当たり前に思えた日本の医療が崩壊し始めている。
首都·東京で明らかになった「最高度の病院ですらお寒い医療水準しか保持出来ない」事実は、状況の深刻さを如実に物語っている。
こんな事態を招いたのは、もちろん浅薄に「医療費抑制」しか考えない厚労省の役人たちであり、道路や新幹線には熱心なくせに直接票には結びつきにきい、国の根幹に関わるテーマに及び腰の政治屋たちだ。
一部の者たちだけを利する国の無駄遣いを全て削ぎ落とした上で、国民が公平に受けて当然のサービスと対価について議論するしか救いはないのに、それが一向になされないのは政治の怠慢でしかないし、そういう行動を取れない政治屋など、いらない。

景気対策を隠れ蓑にした居座り2008/10/28 08:09

やはり麻生氏は、金融不安対応·景気対応を口実に、このままズルズルと居座るつもりらしい。
しかし、こんなやり方はハッキリ言って極めて「卑怯」だ。
そもそも、これまで国民の審判を無視して身内で政権をタライ回しした挙げ句、政権を延命させる以外は内政·外交共に何も有効な政治を展開出来なかった自公政権にこの難局を任せろというのは、まるで五輪で期待を裏切った星野監督にWBC監督をまた任せる様なものだ。星野氏はさすがに「恥」を知りWBC監督を固辞しているが。

目先の不況への不安から総選挙を先延ばしすべしとの意見が増加しているというか、これなど正に麻生氏の思うツボだろう。景気対策に失敗しても世界不況のせいにできるし、成功すれば総選挙を有利に戦えるからだ。突然表面化したリーマン·ショックにさぞかし笑いが止まらないことだろう。
しかし、作戦通り秋葉原で街頭演説し、一部の若者に受けたからといって、現政権が信任されたなどとは夢にも思わないでもらいたいものだ。

そんな権利を誰が与えた?2008/10/31 08:20

麻生氏が追加経済政策なるものを発表し、「とりあえず金をバラ蒔くが、三年後に消費税を引き上げる」と明言したそうな。
この人、何か勘違いをしているのではなかろうか。
「当面の景気対策」を理由に解散総選挙を先延ばしにしているにもかかわらず、三年先の増税構想を発表して、まるで将来に渡りこの国は自分に任せられたかの様な口振りだ。
いま仮初めの首相職にあると言っても、それは単に自民党内部で総裁に選ばれただけのこと。三年先の増税方針を決める権利など誰もあなたに与えていませんよ。

「首相が交代したら30日以内に必ず総選挙を行わなくてはならない」と法で制定すべきではないか。