この党に未来はあるのか2007/03/02 17:05

都知事選で擁立候補にことごとく断られ、結局「影ながら浅野氏を支援する」事になった筈の民主党だが、ここに来て海江田氏が立候補に意欲を見せているそうな。

この党は、いったい何をやっているのだう。

そもそも小泉政権時代でさえ、政策のいい加減さを突いて対立軸としての存在感を示す機会がいくらでもあったのだが、結局この党は危機感も緊張感も無いまま何もなし得なかったのだ。
それどころか、勝手に安倍政権がコケて、正に政権奪取の千載一遇の機会が巡って来たと言える今の状況を前にしてもなお、この体たらくだ。
「二大政党制を目指す」が聞いて呆れる。
内向きのゴタゴタばかりを繰り返し、自民党を追い詰める迫力も覚悟も無い政党など、この先誰が支持するだろうか。

恥を忘れた人々2007/03/05 17:02

高値相場に魅入られた金属泥棒が全国に渡って増殖している。
資材置き場を荒らし、半鐘を盗み、墓場の線香立てまで容赦なくかっさらってゆく。やりたい放題とは正にこの事だろう。
こいつらは「お天道様に顔向け出来ない」という言葉を持ち合わせていないに違いない。つまり、自分の利益が行動原理の全てなのであり、日本人のモラルの最低線だった「恥」という感覚すら持っていない者たちなのだろう。

いつから、こんな人間が増えてしまったのだろうか。
いつから、日本社会は、こんなに殺伐としてしまったのだろうか。

しかし見渡してみれば、「恥」を忘れた人たちは、我々の周りにいくらでもいる。
自分の言動に何の責任も取らない政治屋。
実態の無いご神託を振りかざし信者から搾取を続ける宗教屋。
天下りの事しか考えていない「公僕」お役人。
この国がどうなろうが、身近な利害が絡まぬ限り投票にも行かない有権者。

いい加減恥を知れ、恥を。

もう末期的2007/03/14 11:37

派閥の論理だけで編成された安倍内閣のいい加減さ、中身の無さを証明するかの様に、発足直後から閣僚の不祥事·問題発言が途切れる事がない異常な状態が続いているが、ここに来て、松岡農相の「掛かる筈の無い光熱費」問題と説明責任を無視した対応が追い討ちを掛けている。末期的状態とはこの事を言うのだろう。
安倍首相は身内には限りなく寛大で、郵政造反組の復党を次々に認めるばかりか、こうした問題閣僚たちを擁護し続けている。
この人が国民に対し口当たりの良さそうな事をいくら言おうが、本質では何を一番重視し、誰の為に政治を行うつもりなのかが、実に良く判るではないか。

したたかな北朝鮮外交2007/03/20 10:59

四面楚歌·絶体絶命の状況から、居直りと権謀術数を駆使して、ついに米国の大幅譲歩を引き出した北朝鮮。
結果的に大きな外交成果を手に入れつつあるのは紛れもない事実であり、事の是非は別にして、これが「まともな外交」というものなのだろう。
片や、日本外交はどうか?と考える時、暗澹たる気分になる。
拉致問題での譲歩はあり得ないとは言え、何の戦術もない単純強気の直球一本槍では、したたかな北朝鮮外交に到底対抗出来るはずもない。
包囲網を形成するどころか、頼みの米国にもハシゴを外され、北朝鮮の作戦通り孤立化してしまった日本。
この国に、まともな参謀は居ないのか。

この役所はいったい誰の為に存在するのか2007/03/22 20:39

国民の命と健康を守る為にある筈の厚労省だが、タミフルに起因すると思われる異常行動発生の事実をひた隠しして来たものの、ここに来てもう限界と判断したのか、10代以上への処方を見合わせる様通達すると同時に、「実は、これだけ事故が起きていました」と、今更ながら公表した。
この役所は、薬害に対しては本来率先して事実を解明し迅速な対策を打つべき立場にありながら、これまでも事態がいよいよ深刻化し大問題となるまでは何食わぬ顔で真実の隠蔽·歪曲を続け、終いに土下座して謝るという事を繰り返して来た。
いや、謝る事はむしろ例外であり、彼らにとって体面を保つ事と責任を取らない事が全てに優先する行動原理なのだろう。

こんな「公僕」が国民に害しかもたらさないのは言うまでもない。
これは薬害ではなく「役害」と呼ぶべきだ。

身勝手さを競う愚か者たち2007/03/27 16:52

拉致問題を既に解決済みとする北朝鮮と、従軍慰安婦問題で自らの非を認めようとしない日本政府。
どちらも言語道断な非人道的行為であることに違いなく、自分のやった事を棚に上げて相手の行為を非難したところで、何の迫力も無いのは当然の事だ。
出口の見えない対北朝鮮外交を本気で好転させたいと考えるなら、芸の無い強行策一本槍を続ける前にまず、我が身をキレイにして足場を固めるべきだろう。
まあ、本質が国粋主義の安倍内閣には出来ない相談だろうけど。