ライブドア事件とマスコミ2006/01/23 12:14

ライブドア流錬金術の実態が明らかになるにつれ、
マスコミの報道は堀江氏が非道な「犯罪者」であるとの扱い一色だ。

いったい、何という豹変ぶりだろう。
ついこの間までは、「見識」を売り物にしている評論家・コメンテータたちも含め、
マスコミ各社がこぞって日本社会に新風を吹き込む英雄的存在として堀江氏を
賞賛することが報道姿勢共通の「お約束」となっていたではないか。
この節操の無さは要するに、ジャーナリズムを喪失してしまった日本のマスコミは、
もはや大衆迎合/視聴率稼ぎの視点でしか何事も報道出来なくなっている
ということだろうか。
もしかしたら、自らの報道姿勢に節操が無いということにさえ気付いていない
のかも知れない。

スキャンダラスな事であれば何でも素早い反応で喰いついて来るマスコミを
堀江氏が自らのイメージアップとライブドア人気に最大限に活用していた事は、
誰の目にも明らかだ。

政・財・官が揃って国民を搾取する国2006/01/23 22:17

御手洗次期経団連会長が小泉内閣のアジア外交を擁護する発言をしたそうな。
元々、現奥田会長も経団連会員に対し積極的な政治献金を熱心に勧める行動を
取っているし、要するに政・財が馴れ合っているということなのだろう。
それはそうでしょう。
市井の人間がリストラ/収入減を含め、これだけ虐げられている中、
中小企業・弱者切り捨ての上に建つ政府の手厚い優遇策に守られた
大企業の収益は、空前の好調さなのだから。

歴代政府の無策のツケにより破綻寸前となっている国家財政に対しても、
政府は立て直しの為に国民に犠牲を求めるばかりで、利権・天下りなどの
既得権益の根絶などには決して手を付けようとはしない。
ここにも又、政・官馴れ合いの構図が有る。

要するに、政・財・官が揃ってお人好しの国民を好き勝手に搾取し続けている
というのが、この国の実態なのだ。
ここに批判精神を無くしたマスコミも加わるのだから、たまったものではない。
我々はいくらなんでも、もう少し賢くならなければならない。
漠然とした「お上」の大衆操作に、たやすく踊らされてしまうお人好しさにも
程が有るのではないだろうか。